kudeアクセサリーデビューしました。 白磁、晋山のアクセサリー、削り土、くるくる

こんにちは。

先日の東京ドームの”テーブルウエアショー”におきまして、晋山が作るアクセサリーが、

デビューいたしました。

晋山らしいアクセサリーは何かなというところから考え、

機械成形の多い晋山。

製品形状の際にできる削り土(くで土)の形をそのままに

アクセサリーができないか、奮闘してきました。

色んなタイプを。

形状も様々。。

着け心地を試したり、

他の素材などもあわせてみました。

形は、気に入っても、強度が弱かったり、重かったり。

作っては、やり直しの日々でした。

また特に難航したのが、その作りにくさ、、、

当社の特徴の土、白磁の粘りの少ない生地は、素早く曲げたり、成形しないと、ボロボロになってしまいます。

 

そこで、機械に張り付き、

まるで、削り土泥棒のよう(笑)に、

スタッフさんが煎茶成形している後ろで、コソコソ。。。。

この出来立て削り土をこの時点で成形

ここは急ぎます。

 

このクルクルとしたものを表面綺麗に優しく水拭きして、

素焼き→施釉→本焼成します。

そして出来上がったのがこちら、、、、

施釉することと、重ねて巻くことで、

かなりの強度が実現。

kudeのように、いびつな形が特長的な、淡水パールの”バロックパール”

そして、お肌に優しい※14kgf(ゴールドフィルド)という特別な金圧着方法で仕上げられたパーツも使用。

ゆらゆらと可愛いアクセサリーができました。

 

削り土からできているので、つけているのも忘れるくらい、

とても軽くてつけやすいのも特長。

今は、生地の美しさが際立つ白磁のみですが、

好評のタイプのカラーを増やしていく予定です。

こちらのフープタイプは、特に人気でした。

 

kudeに着目した理由は、

原料枯渇問題を投げかける一つの商品になればと思ったのがきっかけです。

ご存知ない方が多いと思いますが、

美濃焼の産地では、その生産量の反面、

土原料が10年後、枯渇するであろうと言われてます。

今も、その10年後を控え徐々に原料の価格が上がっているのが現状です。

今は、たかが、削り土だけれど、それは、10年後の価値に置き換えたら、

とても価値のあるものです。

これからの卸し問屋、メーカー、窯元の役目は、

ただただ、必要以上に作るだけにしてはいけないし、

B品を作らない努力をしなければいけない。

当たり前のことを、きちんとやっていける窯元を営んでいきたいと思います。

kudeアクセサリーが、その問題に一石投じる初めてのプロダクトになればと考えております。

 

また、

普段は、煎茶碗や湯呑、土瓶、急須を作っている晋山ですが、

”意外な新しい晋山の顔”として、

注目していただけたら、嬉しいです。

 

今後とも晋山窯をよろしくお願いいたします。

 

※14kゴールドフィルドとは、14kを高圧で圧着させているので通常のメッキよりも長持ちします。

※14kgfは、全てのアレルギーに対応しているものではありません。

※長くお使い頂くために、ご使用になられましたら、柔らかい布などでお手入れしてください。

 

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新しい小さな窯

小さな窯ができました。

初窯祝い、神主さんにお祓いをしてもらいました。

試験窯として使ったり、素焼き、極小ロットなどに使います。

 

この地方の窯には、座敷わらしならぬ、

火童(ひわらし)という窯に取り付いてくれると、うまく焼くことができるという

言い伝えがあります。

元気で可愛い火童に好かれますように。。。